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皆さんこんにちは!
明日から役に立つ本を紹介する書評ブロガーのミヤセです。
今回、紹介する本はこちらです!
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
この本なんと
- 本の要約サイト「flier(フライヤー)」2018年ランキング1位!
- 三省堂有楽町店2018年ビジネス書年間ランキング1位!
- アマゾン「ビジネス・経済書」ランキング8週連続1位!
- BookLive! 2019年に読むべき! 「ビジネス書ベスト100」 第1位!
となんとも人気のビジネス書なんです!
さっそく私も読んでみたので要約と感想をお伝えしていきたいと思います。
プレゼンが苦手な人
「何を言いたいのか分からない」と言われたことがある人
内容はプレゼンに特化した内容になっているので日常生活で使うトークスキルを上げたい人には不向きな内容かなと思います。
著者紹介
この本を書いたのは伊藤洋一さん
現在はヤフー・アカデミアという企業内大学で学長をされている方です。
元々は人に何かを伝えるのが苦手だった伊藤さん。
試行錯誤しながら相手に伝えるスキルを磨いていった結果、なんとあのソフトバンクの孫社長の前でプレゼンをするほどになったそうです!
僕なら緊張して全く喋れなくなってしまいそうです…
この本ではそんな伊藤さんの伝える技術、そして相手を動かす技術を紹介してくれています。
本の要点
「1分で話せ」の要点はおおきく分け6つあります!
- 伝える目的は「相手に動いてもらうこと」
- 人は相手の話はほとんど聞かない!だからこそ簡潔にする
- 正論だけで人は動かない!「右脳」と「左脳」に働きかける
- 左脳で理解させるには「ロジック」が重要!
- 右脳を動かすには「イメージ」が重要!
- 動いてもらうにはプレゼン前後も重要!
それではさっそく要点毎に見ていきましょう。
要約
伝える目的は「相手に動いてもらうこと」
プレゼンをする際のゴールはなんでしょうか?
見やすい資料を作ることでも上手に喋ることでもありません。
プレゼンのゴールは「聞き手を動かす」ことです。
当たり前だと思いますがプレゼンがうまくいかない時はそもそものゴールを見失っている場合もあります。
まずはプレゼンのゴールをしっかりと意識しましょう。

分かりやすいプレゼンを意識するあまりゴールが疎かになっていました…
人は相手の話は聞いていない!だからこそ簡潔にする!
もし自分がプレゼンをされる側の立場だったら相手の話を最初から最後まで真剣に聞くでしょうか。
まず聞かないですよね。
プレゼンをする相手はそもそも自分の話を聞いていないし理解もしていない。
という前提の上でプレゼンしていきましょう。
どうせ聞いていないなら短い時間で内容をしっかりと伝えて少しでも相手の頭に残る内容にしましょう。

ついダラダラと喋って意味不明なプレゼンになっちゃんですよね…
正論だけで人は動かない!「右脳」と「左脳」に働きかける
プレゼンというとついロジック重視になってしまいます。
もちろんロジック(理屈)も重要です。
ですがいくら理屈が完璧でも人は動きません。
ゴールである「聞き手を動かす」には右脳と左脳の両方に働きかけるプレゼンをしなければいけません。

完璧なロジックなプレゼンしても「で?」って聞き返されることありますよね。
左脳で理解させるには「ロジック」が重要!
1分でうまく話しをするにはピラミッドストラクチャーをもとに話していきましょう。
ピラミッドストラクチャーとは上の画像のように頂点に「結論」がありその下に「根拠」、さらにその下に事実があるピラミッドのことです。
禁煙を例にあげると
頂点には「禁煙した方がいい」という結論があります。
その下に禁煙した方がいい根拠である
- 禁煙すると健康になる
- 禁煙すると節約になる
- 禁煙すると人間関係が良くなる
が来ます。
そしてさらにその下に根拠を支える事実がきます。
禁煙すると健康になる→医者からの意見や元喫煙者からの体の変化
禁煙すると節約になる→1年間やめるとどれくらい節約になるか。今後の値上がり動向について
禁煙すると人間関係が良くなる→タバコのニオイが嫌いな人の意見や家族からの意見を紹介する。
こんなピラミッドができれば短い時間でも相手に伝わりやすいプレゼンがすることができます!
注意点として結論と根拠の間は「意味が通じていることが」重要です。
禁煙する根拠が「視力が良くなる」
では相手は納得してくれませんよね。

ロジカルに説明するには○○だから△△というのが一番説得力があります!
右脳を動かすには「イメージ」が重要!
先程、紹介したピラミッドストラクチャーを使って完璧なロジックでプレゼンしたとしても相手が動いてくれるとは限りません。
人が動くには右脳と左脳を両方刺激しなければいけません。
右脳を動かすにはそこに自分を当てはめて考えるようになるかが重要です。
イメージさせる具体的な方法は
- 画像などのビジュアルを見せる
- 言葉で聞き手を引き込む
の2つが効果的です。
例えば売りたいものが家であれば言葉で説明するよりも画像をたくさん使って聞き手が家にいる姿を想像させます。
家の近くに広い公園があるなら「お子さんも喜びますよ」と言って言葉で聞き手をイメージの中に引き込みます。

ロジックとイメージの2つを上手に使うことで聞き手を動かす確率はグッと上がりますよ!
動いてもらうにはプレゼン前後も重要!
さて左脳で納得させ右脳でイメージさせる完璧なプレゼンをしたとしても聞き手が100%動いてくれるとは限りません。
プレゼンの前後でもやるべきことはたくさんあります。
席配置や事前の挨拶、プレゼン後のフォローなど相手が動いてくれるためならやれることは何でもやるという意識が必要です。

プレゼンが終わるとホッとしちゃうけど、ゴールは聞き手を動かすことだからやることはまだまだあるね!
感想
プレゼンって本番はもちろんですが準備の段階からどうやって作ろうって分からなくなっちゃうんですよね。
今回、この本でピラミッドストラクチャーを使ったロジカルな説明とイメージさせて右脳を刺激する大切さが分かりました!
これで明日からプレゼンマスター!
最後まで読んで頂きありがとうございました!